2017年7月12日水曜日

内装仕上げ施工 二級技能検定


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技能検定試験パンフ 東京しごとセンター


内装仕上げ施工

内装仕上げ工事の施工に必要な技能 (PDF PDF:309KB)

  • プラスチック系床仕上げ工事作業
  • カーペット系床仕上げ工事作業
  • 木質系床仕上げ工事作業
  • 鋼製下地工事作業
  • ボード仕上げ工事作業
  • カーテン工事作業


 試験科目及びその範囲

試験科目及びその範囲の細目 

学 科 試 験 

1 内装仕上げ一般 内装仕上げの種類  

次に掲げる内装仕上げの種類について一般的な知識を有するこ と。
 (1) 床仕上げ
 (2) 壁仕上げ
 (3) 天井仕上げ
 (4) カーテン及びブラインド

2 建築構造 

 建築構造の種類及び特徴 

次に掲げる建築構造の種類及び特徴について一般的な知識を有す ること。
 (1) 木造
 (2) 鉄骨造  
 (3) 鉄筋コンクリート造
 (4) 鉄骨鉄筋コンクリート造
 (5) 補強コンクリートブロック造

 建築物の主要部分の種類及び構造 

次に掲げる建築物の主要部分の種類及び構造について一般的な知識を有すること。
 (1) 基礎 (2) 柱 (3) はり (4) 床 (5) 壁 (6) 天井 (7) 屋根 (8) 階段 (9) 開口部

3 建築製図 

建築設計図書及び日本工業
 規格に定める建築製図通則

1 内装仕上げ工事に関連する建築設計図書について概略の知識を 規格に定める建築製図通則 有すること。

2 日本工業規格に定める建築製図通則のうち、建築設計図の内装 仕上げ工事に関連する部分の読図に必要な事項について一般的な 知識を有すること。

4 関係法規 

建築基準法関係法令及び消防法関係法令のうち、内装仕上げ工事に関する部分

1 建築基準法関係法令に関し、内装仕上げ工事に関する規定について一般的な知識を有すること。

2 消防法関係法令に関し、内装仕上げ工事に関する規定について一般的な知識を有すること。

5 安全衛生

 安全衛生に関する詳細な知識

1 内装仕上げ工事に伴う安全衛生に関し、次に掲げる事項について詳細な知識を有すること。
(1) 機械、器工具、原材料等の危険性又は有害性及びこれらの取 扱方法
(2) 安全装置、有害物抑制装置及び保護具の性能及び取扱方法
(3) 作業手順
(4) 作業開始時の点検
(5) 内装仕上げ工事に関して、発生するおそれのある疾病の原因 及び予防
(6) 整理、整頓及び清潔の保持 とん
(7) 事故時等における応急措置及び退避
(8) その他内装仕上げ工事に関する安全又は衛生のために必要な 事項

2 労働安全衛生法関係法令(内装仕上げ工事に関する部分に限 る。)について詳細な知識を有すること。

6 前各号に掲げる科目のほか、 次に掲げる科目のうち、受検者 が選択するいずれか一の科目 

6-1 プラスチック系床仕上げ施工法 

 ①床仕上げの種類及び特徴 
  次に掲げる床仕上げの種類及び特徴について一般的な知識を有すること。
 (1) プラスチック系床仕上げ
 (2) カーペット系床仕上げ
 (3) 木質系床仕上げ
 (4) モルタル床仕上げ
 (5) 陶磁器質タイル床仕上げ
 (6) 石材床仕上げ
 (7) 畳敷き
 (8) 合成樹脂塗り床仕上げ
 (9) フリーアクセスフロア

 ②床下地(立上り部分を含む)の種類、構造及び特徴
  次に掲げる床下地(立上り部分を含む)の種類、構造及び特徴について
 一般的な知識を有すること。
 (1) 木材
 (2) モルタル
 (3) コンクリート
 (4) 鋼板

 ③床仕上げ工事に使用する材料の種類、規格、性質及び用途
 1 プラスチック系床仕上げ工事に使用する材料に関し、
  次に掲げる事項について一般的な知識を有すること。
 (1) 次のプラスチック系床仕上げ材の種類、規格、性質及び用途
   ビニル床シート   ビニル床タイル
 (2) 次のプラスチック系床仕上げ工事に使用する副資材の種類、規格、性質及び用途
  イ プラスチック系床材用接着剤  下地補修材  下地補強材 ニ プライマー
   ワックス  目地処理材  ノンスリップ、押え金具等の附属材  型紙

 2 次に掲げるカーペット系床仕上げ工事に使用する材料の種類、 規格、
  性質及び用途について一般的な知識を有すること。
 (1) カーペット (2) タイルカーペット (3) カーペット用接着剤
 (4) グリッパー (5) 下敷き材

 3 次に掲げる木質系床仕上げ工事に使用する材料の種類、規格、
  性質及び用途について一般的な知識を有すること。
 (1) 単層フローリング(無垢材) (2) 複合フローリング
 (3) 木質系床材用接着剤 (4) 釘、ねじ

 ④床下地に使用する材料の  種類及び特徴 
 次に掲げる材料の種類及び特徴について一般的な知識を有すること。
 (1) モルタル及びコンクリート (2) 木材及び合板 (3) 鋼板 (4) 防湿材及び防水材

 ⑤プラスチック系床仕上げ工事に使用する器工具の種類、用途及び使用方法  
  次に掲げるプラスチック系床仕上げ工事に使用する器工具の種類、
 用途及び使用方法について一般的な知識を有すること。
 (1) 下地調整器工具 (2) 下地乾燥度測定器 (3) 割り付け工具 (4) 裁断工具
 (5) 採寸工具 (6) 接着剤塗布器工具 (7) 圧着工具 (8) 溶接器工具
 (9) 加熱器具 (10)補修工具

 ⑥床仕上げ工事の関連工事の種類及び工程
  次に掲げる床仕上げ工事の関連工事の種類及び工程について
 一般的な知識を有すること。  
 (1) コンクリート工事 (2) 防水工事 (3) 木工事 (4) 左官工事 (5) 建具工事
 (6) 塗装工事 (7) 天井工事 (8) 壁装工事 (9) 電気工事 (10)衛生冷暖房工事
 (11)断熱及び防露工事 (12)PCパネル工事及びALCパネル工事

 ⑦プラスチック系床仕上げ工事の段取り及び工法
 1 次に掲げるプラスチック系床仕上げ工事の段取りについて
  一般的な知識を有すること。
  (1) 下地の点検及び調整 (2) 材料選定 (3) 割付け及び墨出し (4) 材料の点検

 2 次に掲げるプラスチック系床仕上げ工法について一般的な知識を有すること。
 (1) 次のビニル床タイルの壁面部及び役物部の寸法取りの方法
  イ フリーカット工法  けがき工法  型紙工法
 (2) 次のビニル床タイルの接着工法
   片面接着工法  両面接着工法  ピールアップ工法
 (3) 次のビニル床シートの壁面部及び役物部の寸法取りの方法
   フリーカット工法  けがき工法  型紙工法
 (4) 次のビニル床シートの接着工法
   片面接着工法  両面接着工法
  ハ 袋張り工法  テープ張り工法  ピールアップ工法
 (5) 次のビニル床シートの継ぎ目部のカットの仕方
   重ね切り工法  落し込み工法  目すかし張り工法
 (6) 次のビニル床シートの接合工法
   突きつけ工法  溶接棒による接合  溶接液による接合
 (7) ビニル床シートの柄合わせ
 (8) 立上り部分及び階段の仕上げ工法
 (9) 幅木仕上げ工法
 (10)張り替え工法

 ⑧プラスチック系床の維持及び管理
  プラスチック系床の維持及び管理について一般的な知識を有すること。

⑨色彩の用語及び図柄の種類 
 1 次に掲げる色彩の用語について一般的な知識を有すること。
 (1) 色相 (2) 明度 (3) 彩度 (4) 寒色及び暖色 (5) 色相対比
 (6) 面積効果 (7) 明度対比 (8) 色の軽重度
2 次に掲げる図柄の種類について一般的な知識を有すること。
 (1) 柄割 (2) 紋丈 (3) 紋クセ

6-2 カーペット系床仕上げ施工法

  ①床仕上げの種類及び特徴 
  次に掲げる床仕上げの種類及び特徴について一般的な知識を有すること。
 (1) カーペット系床仕上げ (2) プラスチック系床仕上げ (3) 木質系床仕上げ
 (4) モルタル床仕上げ (5) 陶磁器質タイル床仕上げ (6) 石材床仕上げ
 (7) 畳敷き (8) 合成樹脂塗り床仕上げ (9) フリーアクセスフロア

 ②床下地(立上り部分を含む)の種類、構造及び特徴
    次に掲げる床下地(立上り部分を含む)の種類、構造及び特徴について
 一般的な知識を有すること。
 (1) 木材 (2) モルタル (3) コンクリート (4) 鋼板

 ③床仕上げ工事に使用する材料の種類、規格、性質及び用途

 1 カーペット系床仕上げ工事に使用する材料に関し、
  次に掲げる事項について一般的な知識を有すること。
  (1) 次のカーペット系床仕上げ材の種類、規格、性質及び用途
   だんつう  パイルの機械織りカーペット  タフテットカーペット
  ニ タイルカーペット  ニードルパンチカーペット  ボンデットカーペット
    クッションバックカーペット チ 人工芝生

 (2) 次のカーペット系床仕上げ工事に使用する副資材の種類、規 格、性質及び用途
   カーペット系床用接着剤  下地補修材  下地補強材 ニ グリッパー
  ホ 下敷き材  ノンスリップ、押え金具等の附属材

 2 次に掲げるプラスチック系床仕上げ工事に使用する材料の種 類、規格、
  性質及び用途について一般的な知識を有すること。 
 (1) ビニル床シート (2) ビニル床タイル (3) プラスチック系床用接着剤
 (4) プライマー (5) 目地処理材 (6) ワックス

 3 次に掲げる木質系床仕上げ工事に使用する材料の種類、規格、 
 性質及び用途について一般的な知識を有すること。 
 (1) 単層フローリング(無垢材) (2) 複合フローリング (3) 木質系床材用接着剤
 (4) 釘、ねじ

 ④床下地に使用する材料の種類及び特徴
 次に掲げる材料の種類及び特徴について一般的な知識を有すること。
 (1) モルタル及びコンクリート (2) 木材及び合板 (3) 鋼板
 (4) 防湿材及び防水材

 ⑤カーペット系床仕上げ工事に使用する器工具の種類 、用途及び使用方法 
 次に掲げるカーペット系床仕上げ工事に使用する器工具の種類、
 用途及び使用方法 について一般的な知識を有すること。
  (1) 割付け用器工具 (2) 接着用器工具 (3) 切断用器工具
 (4) 敷込み用器工具 (5) 補助器工具

 ⑥床仕上げ工事の関連工事の種類及び工程  
 次に掲げる床仕上げ工事の関連工事の種類及び工程について
 一般的な知識を有すること。
 (1) コンクリート工事 (2) 防水工事 (3) 木工事 (4) 左官工事 (5) 建具工事
 (6) 塗装工事 (7) 天井工事 (8) 壁装工事 (9) 電気工事 (10)衛生冷暖房工事
 (11)断熱及び防露工事
 (12)PCパネル工事及びALCパネル工事

 ⑦カーペット系床仕上げ工事の段取り及び工法 
 1 次に掲げるカーペット系床仕上げ工事の段取りに関し、
 次に掲げる事項について一般的な知識を有すること。
  (1) 下地の点検及び調整 (2) 材料選定 (3) 割付け及び墨出し (4) 材料の点検

 2 次に掲げるカーペット系床仕上げ工法について一般的な知識を 有すること。
  (1) 次のカーペット系床仕上げ工法
   グリッパー工法 ロ タイル張り工法  直張り工法  くぎ打ち工法
  ホ 置敷き工法  両面接着テープ工法

 (2) 階段の仕上げ工法
 (3) 接合方法
 (4) 張り替え工法

 ⑧カーペット系床の維持及び管理 
  カーペット系床の維持及び管理について一般的な知識を有すること。

 ⑨色彩の用語及び図柄の種類 
 1 次に掲げる色彩の用語について一般的な知識を有すること。
 (1) 色相 (2) 明度 (3) 彩度 (4) 寒色及び暖色 (5) 色相対比
 (6) 面積効果 (7) 明度対比 (8) 色の軽重度

 2 次に掲げる図柄の種類について一般的な知識を有すること。
 (1) 柄割 (2) 紋丈 (3) 紋クセ

6-3 木質系床仕上げ施工法 

 ①床仕上げの種類及び特徴 
 1 次に掲げる床仕上げの種類及び特徴について一般的な知識を有すること。
 (1) プラスチック系床仕上げ (2) カーペット系床仕上げ (3) 木質系床仕上げ
 (4) モルタル床仕上げ (5) 陶磁器質タイル床仕上げ (6) 石材床仕上げ
 (7) 畳敷き (8) 合成樹脂塗り床仕上げ (9) フリーアクセスフロア

 ②床下地(立上り部分を含む。)の種類、構造及び特徴 
  次に掲げる床下地(立上り部分を含む。)の種類、構造及び特徴について
 一般的な知識を有すること。
  (1) 木材 (2) モルタル (3) コンクリート (4) 鋼板

 ③床仕上げ工事に使用する材料の種類、規格、性質及び用途 
 1 木質系床仕上げ工事に使用する材料に関し、
  次に掲げる事項に  ついて一般的な知識を有すること。
 (1) 次の木質系床仕上げ材の種類、規格、性質及び用途
   単層フローリング(無垢材)  複合フローリング
 (2) 次の木質系床仕上げ工事に使用する副資材の種類、規格、性 質及び用途
   木質系床材用接着剤  釘、ねじ  塗料(コーティング用、ライン引き用)
  ニ ワックス  エキスパンジョン ヘ ダボ  養生テープ(養生用、ライン引き用)

 2 次に掲げるプラスチック系床仕上げ工事に使用する材料の種類、規格、
 性質及び用途について一般的な知識を有すること。
 (1) ビニル床シート (2) ビニル床タイル (3) プラスチック系床用接着剤
 (4) プライマー (5) 目地処理材 (6) ワックス

 3 次に掲げるカーペット系床仕上げ工事に使用する材料の種類、 規格、
 性質及び用途について一般的な知識を有すること。
 (1) カーペット (2) タイルカーペット (3) カーペット用接着剤
 (4) グリッパー (5) 下敷き材

 ④床下地に使用する材料の種類及び特徴
  次に掲げる材料の種類及び特徴について一般的な知識を有すること。
 (1) モルタル及びコンクリート (2) 木材及び合板 (3) 鋼板

 ⑤木質系床仕上げ工事に使用する器工具の種類、用 途及び使用方法
  次に掲げる木質系床仕上げ工事に使用する器工具の種類、用途及び使用方法について
 一般的な知識を有すること。
 (1) 下地調整器工具 (2) 下地乾燥度測定器 (3) 割り付け工具 (4) 裁断工具
 (5) 採寸工具 (6) 接着剤塗布器工具 (7) 圧着工具 (8) 釘留め・ねじ留め用工具
 (9) 研磨工具(研磨材を含む。) (10) 清掃工具 (11) 塗装工具 (12)補修工具

 ⑥床仕上げ工事の関連工事の種類及び工程
  次に掲げる床仕上げ工事の関連工事の種類及び工程について
 一般的な知識を有すること。
 (1) コンクリート工事 (2) 防水工事 (3) 木工事 (4) 左官工事 (5) 建具工事
 (6) 塗装工事 (7) 天井工事 (8) 壁装工事 (9) 電気工事 (10)衛生冷暖房工事
 (11)断熱及び防露工事 (12)PCパネル工事及びALCパネル工事

 ⑦木質系床仕上げ工事の段取り及び工法
 1 次に掲げる木質系床仕上げ工事の段取りについて一般的な知識  を有すること。
 (1) 下地の点検及び処理 (2) 材料選定 (3) 割付け及び墨出し (4) 材料の点検

 2 次に掲げる木質系床仕上げ工法について一般的な知識を有する こと。
 (1) 次の木質系床張り工法
  イ 釘留め工法  直張り工法・圧着工法(接着工法)
  ハ 普通張り工法(釘・接着剤併用工法) 
  ニ 特殊張り工法(釘・接着剤・ねじ併用工法)

 (2) 次の木質系床表面仕上げ工法
   研磨・コーティング工法  ライン引き工法

 (3) 立上り部分及び階段の仕上げ工法
 (4) 幅木仕上げ工法
 (5) 張り替え工法

 ⑧木質系床の維持及び管理
  木質系床の維持及び管理について一般的な知識を有すること。

 ⑨図柄の種類
  次に掲げる木質系床仕上げの図柄について一般的な知識を有する こと。
 (1) レンガ張り (2) ヘリンボーン張り(網代張り)
 (3) 矢羽根張り(留め網代張り)(4) 市松張り (5) 乱尺張り (6) デザイン張り

6-4 鋼製下地施工法 

 ①吸音及び遮音、断熱及び防露並びに防火及び耐火
 1 次に掲げる吸音及び遮音並びに断熱及び防露の性質について
 一般的な知識を有すること。
 (1) 吸音及び遮音 イ 吸音性  遮音性
 (2) 断熱及び防露  熱伝導性  吸湿性  透湿性 ニ 伸縮性

 2 内装仕上げ工事に伴う吸音及び遮音、断熱及び防露並びに防火
 及び耐火の方法に関し、次に掲げる事項について一般的な知識を 有すること。
 (1) 吸音及び遮音 イ 効果 ロ 工法
 (2) 断熱及び防露 イ 効果 ロ 工法
 (3) 防火及び耐火 イ 防火材料 ロ 内装制限 ハ 防火構造 ニ 耐火構造 ホ 防煙区画

 ②天井及び壁の種類及び特徴
 1 天井の構法、形状及び納まりについて詳細な知識を有すること。

 2 壁の構法、種類及び納まりについて一般的な知識を有するこ と。

 3 次に掲げる天井仕上げ及び壁仕上げの種類及び特徴について
 一般的な知識を有すること。
 (1) 天井仕上げ
  イ 板張り仕上げ ロ 金属成形板仕上げ ハ 壁紙仕上げ ニ 塗装仕上げ
  ホ その他の仕上げ
 (2) 壁仕上げ
   構造化粧仕上げ  板張り仕上げ  金属成形板仕上げ  塗り壁仕上げ
  ホ タイル・石張り仕上げ  壁紙仕上げ ト 塗装仕上げ
   パーティション  カーテンウォール  その他の仕上げ

 4 次に掲げる天井下地及び壁下地の種類及び特徴について
 一般的 な知識を有すること。
 (1) 天井下地 イ 木造下地 ロ その他の下地
 (2) 壁下地 イ 木造下地 ロ その他の下地

 ③鋼製下地工事に使用する材料の種類、規格、性質及び用途
 次に掲げる鋼製下地工事に使用する材料の種類、規格、性質及び
 用途について一般的な知識を有すること。
 (1) つりボルト及びハンガ (2) 野縁受け及び野縁 (3) 天井補強材
 (4) スタッド及びランナ (5) スペーサ及び振れ止め (6) 壁補強材
 (7) 点検口 (8) その他工事に使用する材料

 ④鋼製下地工事に使用する機械及び器工具の種類、用途及び使用方法
 1 次に掲げる鋼製下地工事に使用する機械及び器工具の種類、
  用途及び使用方法について一般的な知識を有すること。
 (1) 高速切断機及び切断用器工具
 (2) アーク溶接機
 (3) その他の器工具

 2 電動機器の取扱い及び配線に必要な電気知識について一般的な 知識を有すること。

 ⑤ボード仕上げ工事に使用する材料の種類及び規格
  次に掲げるボード仕上げ工事に使用する材料の種類及び規格に
 ついて概略の知識を有すること。
 (1) せっこうボード  (2) その他のボード類

 ⑥鋼製下地工事及びボード仕上げ工事の関連工事の種類及び施工法
 次に掲げる関連工事の種類及び施工法について概略の知識を有すること。
 (1) コンクリート工事 (2) 木工事 (3) 左官工事 (4) 建具工事
 (5) 壁装工事 (6) 床工事 (7) 塗装工事 (8) 設備工事

 ⑦鋼製下地工事の段取り及び工法
 1 鋼製下地工事の段取りに関し、次に掲げる作業の方法について
 一般的な知識を有すること。
 (1) 前工程の確認 (2) 割付け (3) 墨出し (4) 使用材料の確認
 (5) 施工用器工具及び機械の準備及び点検 (6) 足場材の確認

 2 鋼製天井下地工法に関し、次に掲げる事項について一般的な知識を有すること。
 (1) つりボルト及びハンガの加工及び取付け
 (2) 野縁受けの加工及び取付け
 (3) 野縁の加工及び取付け
 (4) 下り壁及び勾配天井
 (5) 点検口取付け こう
 (6) 開口部補強、つり元補強、天井補強その他補強材料の加工 及び取付け

 3 鋼製壁下地工法に関し、次に掲げる事項について一般的な知識 を有すること。
 (1) スタッド及びランナの加工及び取付け
 (2) スペーサ及び振れ止めの加工及び取付け
 (3) L形及びT形取合い
 (4) 建具及びダクト類の開口補強、そで壁その他補強材料の加 工及び取付け

 4 システム天井工事の材料及び工法に関し一般的な知識を有する こと。

 ⑧鋼製下地工事における欠陥の種類、原因及び補修方法
 1 次に掲げる鋼製下地工事における欠陥の種類及び原因について
 一般的な知識を有すること。
 (1) 材質面での欠陥
 (2) 施工面での欠陥
 (3) 外部要因による欠陥

 2 鋼製下地工事における補修の方法について一般的な知識を有すること。

 ⑨鋼製下地工事における養生 
 鋼製下地工事の養生に関し、次に掲げる事項について一般的な知識を有すること。
 (1) 鋼製下地工事の作業中及び作業後の養生の方法
 (2) 鋼製下地用材料の運搬及び保管における養生の方法

6-5 ボード仕上げ施工法

 ① 吸音及び遮音、断熱及び防露並びに防火及び耐火 
 1 次に掲げる吸音及び遮音並びに断熱及び防露の性質について
  一般的な知識を有すること。
 (1) 吸音及び遮音 イ 吸音性 ロ 遮音性
 (2) 断熱及び防露 イ 熱伝導性 ロ 吸湿性 ハ 透湿性 ニ 伸縮性

 2 内装仕上げ工事に伴う吸音及び遮音、断熱及び防露並びに防火
  及び耐火の方法に関し、次に掲げる事項について一般的な知識を有すること。
 (1) 吸音及び遮音 イ 効果 ロ 工法
 (2) 断熱及び防露 イ 効果 ロ 工法
 (3) 防火及び耐火 イ 防火材料 ロ 内装制限 ハ 防火構造 ニ 耐火構造 ホ 防煙区画

 ②天井及び壁の種類及び特徴
 1 天井及び壁の構法、形状、種類及び納まりについて一般的な知 識を有すること。

 2 次に掲げる天井仕上げ及び壁仕上げの種類及び特徴について
  一般的な知識を有すること。
 (1) 天井仕上げ
  イ 板張り仕上げ ロ 金属成形板仕上げ ハ 壁紙仕上げ
  ニ 塗装仕上げ ホ その他の仕上げ
 (2) 壁仕上げ
  イ 構造化粧仕上げ ロ 板張り仕上げ ハ 金属成形板仕上げ
  ニ 塗り壁仕上げ ホ タイル・石張り仕上げ ヘ 壁紙仕上げ
  ト 塗装仕上げ チ パーティション リ カーテンウォール ヌ その他の仕上げ

 3.次に掲げる天井下地及び壁下地の種類及び特徴について一般的な知識を有すること。
 (1) 天井下地
  イ 木造下地 ロ その他の下地 (2) 壁下地 イ 木造下地 ロ その他の下地

 ③ボード仕上げ工事に使用する材料の種類、規格、性質及び用途
 ボード仕上げ工事に使用する材料に関し、次に掲げる事項について
 一般的な知識を有すること。
 1 次のボード類の種類、規格、性質及び用途
 (1) せっこうボード
 (2) ロックウール化粧吸音板
 (3) グラスウール化粧吸音板
 (4) けい酸カルシウム板
 (5) スレート
 (6) 合板
 (7) その他のボード類

 2 ボード類接着剤の種類、規格及び用途

 3 次の附属部材の種類、規格及び用途
 (1) タッピンねじ (2) ステープル (3) ボードくぎ及び特殊くぎ (4) ジョイナー
 (5) 見切り縁

 ④ボード仕上げ工事に使用する機械及び器工具の種類、用途及び使用方法 
 1 次に掲げるボード仕上げ工事に使用する機械及び器工具の種類、
  用途及び使用方法について一般的な知識を有すること。
 (1) エアコンプレッサー及びタッカ (2) 電動工具 (3) 切断用器工具 (4) その他の器工具

 2 電動機器の取扱い及び配線に必要な電気知識について一般的な知識を有すること。

 ⑤鋼製下地工事に使用する材料の種類及び規格 
 次に掲げる鋼製下地工事に使用する材料の種類及び規格について
 概略の知識を有すること。
 (1) 野縁 (2) スタッド (3) その他工事に使用する材料

 ⑥鋼製下地工事及びボード仕上げ工事の関連工事の種類及び施工法 
 次に掲げる関連工事の種類及び施工法について概略の知識を有すること。
 (1) コンクリート工事 (2) 木工事 (3) 左官工事 (4) 建具工事 (5) 壁装工事
 (6) 床工事 (7) 塗装工事 (8) 設備工事

 ⑦ボード仕上げ工事の段取り及び工法 
 1 ボード仕上げ工事の段取りに関し、次に掲げる作業の方法について
  一般的な知識を有すること。
 (1) 前工程の確認 (2) 割付け (3) 墨出し (4) 使用材料の確認
 (5) 施工用器工具及び機械の準備及び点検 (6) 足場材の確認

 2 ボード仕上げ工法に関し、次に掲げる事項について一般的な知 識を有すること。
 (1) ボード類及び附属部材の加工方法
  イ 切断 ロ 穴あけ及び切込み ハ 面取り ニ やといざね加工 ホ 見切り縁留め加工

 (2) 仕上げ
  イ 目透し張り工法 ロ 突付け張り工法 ハ 捨張り工法 ニ 重ね張り工法
  ホ 接着工法 ヘ 継目処理工法 ト 壁じか張り工法

 3 システム天井工事の材料及び工法に関し一般的な知識を有する こと。

 ⑧ボード仕上げ工事における欠陥の種類、原因及び補修方法 
 1 次に掲げるボード仕上げ工事における欠陥の種類及び原因について
  一般的な知識を有すること。
 (1) 材質面での欠陥 (2) 施工面での欠陥 (3) 外部要因による欠陥

 2 ボード仕上げ工事における補修の方法について一般的な知識を有すること。

 ⑨ボード仕上げ工事における養生 
  ボード仕上げ工事の養生に関し、次に掲げる事項について
 一般的な知識を有すること。
 (1) ボード仕上げ工事の作業中及び作業後の養生の方法
 (2) ボード類及び取付附属部材の運搬及び保管における養生の方法

6-6 カーテン施工法 

①カーテンの種類及び特徴 
 1 次に掲げるカーテンの種類について一般的な知識を有するこ と。
 (1) カーテン (2) どん帳及び舞台幕 (3) ブラインド及びロールブラインド
 (4) アコーディオンドア (5) ロマンシェード

 2 次に掲げるカーテンの種類に関する事項について一般的な知識 を有すること。
 (1) 保温 (2) 遮光 (3) 吸音(防音)

 ②縫製に使用する機械及び器工具の種類、用途及び使用方法 
  縫製に使用するミシン及び附属品並びに器工具の種類、用途及び
 使用方法について一般的な知識を有すること。

 ③カーテンに使用する材料及び取付用材料の種類、特徴及び用途   
 1 次に掲げる繊維の種類、特徴及び用途について一般的な知識を 有すること。
 (1) 天然繊維 (2) 化学繊維

 2 次に掲げる織物及び生地の種類及び特徴について一般的な知識を有すること。
 (1) 織物 イ 平織物 ロ 綾織物  朱子織物 あや
 (2) 生地  厚手生地  薄手生地 ハ ケースメント ニ レース

 3 カーテン生地に関し、次に掲げる染色方法及び特殊加工について、
  概略の知識を有すること。
 (1) 染色方法 イ 先染 ロ 後染 ハ 捺染 ニ 染色堅牢度 な ろう
 (2) 特殊加工 イ 樹脂加工 ロ 防水加工 ハ 防縮加工 ニ コーティング ホ 防炎加工

 4 次に掲げるカーテンの取付用材料の種類及び特徴について
 一般的な知識を有すること。
(1) カーテンレール (2) カーテンボックス (3) 開閉及び昇降用装置 (4) 附属品

 ④模様の種類、特徴及び効果 
  次に掲げる模様の特徴及び効果について一般的な知識を有すること。
 (1) 具象模様 (2) 抽象模様 (3) 幾何学模様

 ⑤色彩の用語 
 次に掲げる色彩の用語について一般的な知識を有すること。
 (1) 色相 (2) 明度 (3) 彩度 (4) 寒色及び暖色 (5) 色相対比
 (6) 面積効果 (7) 明度対比 (8) 色の軽重度

 ⑥スタイルの決定 
 スタイルの決定に関し、次に掲げる要素に応じたスタイルの決定 について一般的な知識を有すること。 (1) 使用目的 (2) 窓 (3) 天井 (4) 壁 (5) 床

 ⑦採寸及び要尺並びに取付けの方法 
 1 次に掲げる事項に応じた採寸及び要尺の方法について一般的な知識を有すること。
 (1) 採寸 イ 取付位置及び形状 ロ 金具 ハ 上飾り、房等のアクセサリー
 (2) 要尺 イ 各種繊維 ロ スタイル ハ アクセサリー

 2 カーテンの取付けの方法に関し、次に掲げる事項について
  一般的な知識を有すること。
 (1) 取付場所の確認 (2) 金具等の組立て (3) 金具の取付け
 (4) カーテンの吊込み (5) 仕上げ つり

 3 次に掲げる材質による壁及び天井のカーテンの取付けの方法に ついて
  一般的な知識を有すること。
 (1) 木材 (2) コンクリート (3) 金属 (4) プラスターボード
 (5) スレート (6) その他の材質

 ⑧裁断及び縫製の種類及び方法 
 1 次に掲げる裁断の方法について一般的な知識を有すること。
 (1) 柄裁ち (2) 目裁ち (3) けん尺裁ち (4) 柄合せ (5) 耳裁ち

 2 次に掲げる縫製の方法について、一般的な知識を有すること。
 (1) 幅はぎ (2) 耳縫い (3) 裾又は頭縫い

実 技 試 験 

次の各号に掲げる科目のうち、 受検者が選択するいずれか一の 科目

1 プラスチック系床仕上げ工事作業 

1.床下地(立上り部分を含む)の点検及び調整
 床下地の点検及び調整ができること。

2.床仕上げ材の選定
  床仕上げ材の選定ができること。

3.割付け及び墨出し
 割付け及び墨出しができること。

4.プラスチック系床仕上げ工事の施工
1 平場及び立上り部の施工ができること。
2 階段部の施工ができること。
3 幅木の施工ができること。
4 柄合わせができること。
5 接合ができること。

2 カーペット系床仕上げ工事作業 

1.床下地(立上り部分を含む)の点検及び調整
 床下地の点検及び調整ができること。

 2.床仕上げ材の選定
 床仕上げ材の選定ができること。

3.割付け及び墨出し
 割付け及び墨出しができること。

4.カーペット系床仕上げ工事の施工
1 平場及び立上り部の施工ができること。
2 階段部の施工ができること。
3 柄合わせができること。
4 接合ができること。
5 縫製ができること。

3 木質系床仕上げ工事作業 

1.床下地(立上り部分を含む)の点検及び処理
 床下地の点検及び処理ができること。

2.床仕上げ材の選定
 床仕上げ材の選定ができること。

3.割付け及び墨出し
 割付け及び墨出しができること。

4.木質系床仕上げ工事の施工
1 平場及び立上り部の施工ができること。
2 階段部の施工ができること。
3 幅木の施工ができること。

4 鋼製下地工事作業 

1.取付下地の点検及び補修
  天井及び壁取付下地を図面に基づき点検及び補修処置ができること。

2.鋼製下地材の選定
 鋼製下地材の選定ができること。

3.割付け及び墨出し
 割付け及び墨出しができること。

4.鋼製下地工事の施工
1 天井下地工事に関し、次に掲げる作業ができること。
 (1) つり金具の加工及び取付け
 (2) 野縁受けの加工及び取付け
 (3) 野縁の加工及び取付け
 (4) 天井補強材の加工及び取付け
 (5) 開口部補強材の加工及び取付け
 (6) 鋼製下地の補修
2 壁下地工事に関し、次に掲げる作業ができること。
 (1) スタッド及びランナの加工及び取付け
 (2) スペーサ及び振れ止めの取付け
 (3) 壁補強材の加工及び取付け
 (4) 振れ止めの加工及び取付け (5) 鋼製下地の補修

5 ボード仕上げ工事作業 

1.取付下地の点検及び補修  
 天井及び壁下地を図面に基づき点検及び補修ができること。

2.ボード類の選定
 ボード類の選定ができること。

3.割付け及び墨出し
 割付け及び墨出しができること。

4.ボード仕上げ工事の施工
1 天井ボード仕上げ工事に関し、次に掲げる作業ができること。
 (1) ボード類の加工
 (2) 鋼製下地にボード類の捨張り
 (3) 鋼製下地にボード類の突付け張り
 (4) 鋼製下地にボード類の目透し張り
 (5) 捨張りへの化粧張り
 (6) 金属製及びプラスチック製見切り縁の取付け
 (7) 設備器具開口部の切込み
 (8) 改め口の切込み及び取付け
 (9) 柱及びパイプ回りの切欠き
 (10)ボード張り天井の養生及び補修

2 壁ボード仕上げ工事に関し、次に掲げる作業ができること。
 (1) 鋼製下地にボード類突付け張り
 (2) 鋼製下地にボード類目透し張り
 (3) 鋼製下地にボード類重ね張り
 (4) せっこう系接着剤によるコンクリート面へのじか張り
 (5) ボード張り壁の養生及び補修

6 カーテン工事作業 

1.採寸及び要尺
 次に掲げるカーテン類に応じた採寸及び要尺ができること。
(1) カーテン (2) どん帳 (3) 舞台幕

2.裁断
1 柄裁ち、目裁ち及びけん尺裁ち作業ができること。
2 柄合せ及び耳裁ち作業ができること。

3.縫製
 縫製作業ができること。

4.取付け 次に掲げるカーテンの施工場所に応じた取付作業ができること。
 (1) カーテン
 (2) どん帳
 (3) 舞台幕
 (4) ブラインド及びロールブラインド
 (5) アコーディオンドア




サイト 中央職業能力開発協会 JAVADA

中央職業能力開発協会の理念

協会理念

 キャリア形成、技能の振興、企業における人材育成の支援を通じて、豊かな勤労者生活の実現と活力ある経済社会の発展に貢献するとともに、国の職業能力開発施策の発展に寄与します。

運営ビジョン

1.豊かな勤労者生活の実現

働く人一人ひとりが生き活き・・・・と活躍している社会の実現に貢献します。
  • ① 技能及びものづくりが尊重されている社会
  • ② 企業内で人材が育ち、職業能力を発揮している社会
  • ③ 多様な人材の職業能力が適正に評価されている社会

2.職業能力開発行政への寄与

企業における人材育成のニーズを的確に吸い上げ、国の職業能力開発行政に必要な提案を行います。

3.透明性のある協会運営

コンプライアンスを徹底し健全で透明性の高い事業運営を行います。

行動規範

私たちは、
  • 1. 当協会の使命と責任を自覚して、高い職業倫理に基づき行動します。
  • 2. 顧客の立場に立ち、いかなる状況にも対応します。
  • 3. 社会的課題の解決のために、何ができるのか、何をなすべきかを自ら考え、行動します。
  • 4. 環境変化を的確に捉え、広い視野を持って常に仕事の改善・改革に果敢に取り組みます。
  • 5. 自己研鑽と専門性の向上に努め、プロとしての自覚を持って業務に取り組みます。
  • 6. 国、都道府県協会、業界団体などの関係者と密接な連携を図ります。

主たる事業領域

  • 1. 職業能力評価に係る基盤の整備・充実
  • 2. 職業生活の全期間を通じたキャリア形成の支援
  • 3. ものづくり日本を支える技能の継承・発展及び振興
  • 4. 職業能力開発分野における国際協力の推進
  • 5. 上記の事業領域に関連する事業の開拓

技能検定制度とは
1.技能検定の概要
 技能検定は、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」です。技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。
 技能検定は昭和34年に実施されて以来、年々内容の充実を図り、平成28年4月現在112職種について実施されています。技能検定の合格者は平成27年度までに411万人を超え、確かな技能の証として各職場において高く評価されています。

2.技能検定の実施機関
 技能検定は、国(厚生労働省)が定めた実施計画に基づいて、試験問題等の作成については中央職業能力開発協会が、試験の実施については各都道府県がそれぞれ行うこととされています。
 また、各都道府県の業務のうち、受検申請書の受付、試験実施等の業務は各都道府県職業能力開発協会が行っています。詳しくはこちらをご覧下さい。

3.技能検定の等級区分
 技能検定には、現在、特級、1級、2級、3級に区分するもの、単一等級として等級を区分しないものがあります。それぞれの試験の程度は次のとおりです。
 特......管理者または監督者が通常有すべき技能の程度
 1級及び単一等級......上級技能者が通常有すべき技能の程度
 2......中級技能者が通常有すべき技能の程度
 3......初級技能者が通常有すべき技能の程度
また、これらの区分以外に外国人技能実習生等を対象として随時に実施する3級、基礎1級及び基礎2級があります。

4.技能検定の合格者
 技能検定の合格者には、厚生労働大臣名(特級、1級、単一等級)または都道府県知事(2級、3級)の合格証書が交付され、技能士と称することができます。
 また、技能検定合格者には、他の国家試験の受験や資格取得に際して特典が認められる場合があります。


試験内容
試験は、検定職種ごとに実技試験及び学科試験が行われます。
試験内容は、国の定めた試験基準に基づいています。検定職種の一覧及び各職種毎の試験基準については厚生労働省ホームページでご確認下さい。
実技試験は、原則として、試験日に先だってその課題が公表されます。試験時間は概ね4~5時間で、職種によっては、標準時間と打切り時間が定められています。また、職種によっては、実際的な判断等を試験するために判断等試験(旧要素試験)、計画立案等作業試験(旧ペーパーテスト)が行われます(この場合、試験問題の事前公表はされません)。
学科試験は、全国統一して職種(作業)、等級ごとに同一の日に行われます。
平成29年度前期及び平成28年度後期の実施職種一覧・試験概要(実技試験及び学科試験)についてはこちらをご覧ください。


合格基準
合格基準は、100点を満点として、原則として、実技試験は60点以上()、学科試験は65点以上(基礎級では60点以上。)です。
()実技試験を製作等作業試験(旧作業試験)に加え、判断等試験(旧要素試験)や計画立案等作業試験(旧ペーパーテスト)も行う職種については、各試験別に合否の基準が設定されております。詳しくは厚生労働省のホームページでご確認下さい。


試験日程
技能検定試験は、前期・後期に区分して実施されます。
技能検定の実施日程は、概ね以下のとおりです。
なお、実施日程の詳細については、こちらをご覧ください。


前 期後 期
実施公示3月上旬9月上旬
受検申請受付4月上旬~4月中旬10月上旬~10月中旬
実技試験6月中旬~9月上旬11月下旬~翌年2月下旬
学科試験7月末~9月上旬翌年1月末~2月中旬
合格発表8月末(3級)・10月上旬翌年3月中旬


受検手数料
検定職種ごとに各都道府県において定められています。
(標準金額は、平成26年度より、実技試験17,900円、学科試験3,100円です)
都道府県職業能力開発協会指定の方法及び期日までに指定された受検手数料(実技手数料+学科手数料)をお納めください。


受検資格
 受検に際しては、原則として検定職種に関する実務経験が必要です。必要とされる実務経験の年数は以下のとおりですが、職業訓練歴、学歴等により短縮される場合があります。詳しくは厚生労働省のホームページをご確認いただくか、最寄りの都道府県職業能力開発協会へお問い合わせください。
特級1級合格後5年以上
1級7年以上
2級2年以上
3級
単一等級3年以上
 3級の受検資格として必要な実務経験期間については、従前6ヵ月以上とされておりましたが、平成25年4月から緩和され、6ヵ月に満たない場合も受検可能となりました。
 また、従前通り、検定職種に関する学科に在学する方及び検定職種に関する訓練科において職業訓練を受けている方も受検できます。
 

受検の申込み
  受検希望の都道府県職業能力開発協会から受検申請書等をお取り寄せいただき、必要事項をご記入の上、都道府県職業能力開発協会へ直接又は郵送等により申請を行っていただきます。
 


実技試験の安全確保に関する措置について
 一部の職種(作業)については、実技試験課題の一部に労働安全衛生法関係法令等に基づく就業制限又は特別教育を要する作業を伴います。実技試験における安全を確保するため、受検に際し、就業制限を伴う作業については免許証等を携帯していなければ原則として試験を受けることができません。また、特別教育を要する作業については受講修了証等の原本若しくは写しの提示又は技能を有していることの自己申告を必要とします。それぞれ該当する職種(作業)については、試験概要をご参照下さい。

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